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新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために(山内医師)

2020.6.30
レポート
医局より

ホームページをご覧のみなさまへ

5月25日には新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言が全国的に終了し、6月18日からは移動自粛も全面解除となり、今まで滞っていた活動がいよいよ再開されました。
当院でも、治療を一時休止していた患者様が徐々に戻ってこられています。

引き続き新型コロナウィルスの感染予防は重要ですが、6月に入り30度を超える日も増えてきており熱中症についても対策が必要です。
マスク着用が日常的になっていますが、マスクをする事で呼吸による熱の放散が妨げられます。
さらに、マスクをしていることで呼吸がしにくくなり、呼吸回数が増え、心拍数が上がり、体力を消耗すると言われています。
また、マスクのせいでついつい水分補給を忘れてしまいがちです。

治療中には卵胞ホルモン剤や黄体ホルモン剤を使用する機会が多く、血栓症に注意する必要があります。
特に体外受精の採卵周期や排卵誘発剤を使用したタイミング法や人工授精では、女性ホルモンの影響によって通常と比べ血栓傾向・脱水傾向になります。
血栓症や熱中症にならないためにも、こまめな水分摂取と電解質補給を心がけ、周囲に人がいない環境では、マスクをはずし熱がこもらないようにしましょう。
ちなみにアルコール飲料の摂取は、利尿作用の為かえって脱水傾向となってしまいます。

新型コロナウィルス対策で閉鎖していました当院の「カフェ・ラ・メール」は6月15日より再開致しました。
飲み物をご用意していますので、来院の際には是非ご利用ください。

当院では7月から毎週火曜日と木曜日に夕診が始まります。
平日になかなか来院できなかった方も少しでも通院しやすくなればと思っております。