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細菌性膣症について

2023.3.22
お知らせ
生殖技術部門より

ホームページをご覧のみなさまへ

膣の中には様々な常在菌が存在しています。

このうち、ラクトバチルスの数が多いのが正常な膣内の状態ですが、このラクトバチルスが何らかの影響で減少し、膣内環境が乱れ、他の菌が異常増殖することを細菌性膣症といいます。細菌性膣症は流早産の原因になることが知られていますが、最近では、着床に重要である子宮内細菌叢に影響を与える可能性も指摘され始めています。

細菌性膣症の検査は、内診時に帯下(おりもの)を採取し、細菌の有無や量を顕微鏡で観察します。細菌性膣症と診断された場合、抗生物質が処方されます。

帯下の異常を認めたり、何か気になる症状があれば遠慮なく医師にご相談ください。