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安心して治療を受けていただくために~取り間違い防止対策を徹底しています~

2022.7.22
レポート
生殖技術部門より

ホームページをご覧のみなさまへ

人工授精·体外受精を受けるにあたって、精子や胚の取り違いが起こっていないか不安になることがあるかもしれません。そこで当院の取り間違え防止策をご紹介します。

①口頭でのご本人様確認
精液受け取り時や、採卵·移植時には患者様に直接、お名前と生年月日を伺いご本人様の確認をしています。さらに、照合用バーコード付きのラベルやリストバンドも使用しています。

②患者様毎に隔離
他の患者様の検体との混合を防ぐために、1つに仕切られた作業台に1名の患者様のみの検体を入れて操作を行っています。また、培養中もインキュベーター(培養器)内で1つの部屋に1名のみの胚が入っています。作業が終わるまで他の患者様の検体は入らない仕組みになっています。

③作業開始時Wチェックの徹底
人工授精·体外受精の各作業時には、必ず2名の培養士でお名前の読み上げとお名前ラベルの指さし確認でダブルチェックをおこなっています。

④バーコードリーダー(機械)による確認
人の眼だけではなく、バーコードリーダーによる確認も同時に行っています。培養シャーレに二次元バーコード付きのお名前ラベルを貼り、専用のバーコードリーダーで照合して同一の患者様のものであることを確認しています。万が一、別の患者様のバーコードを読んでしまった場合はエラーがでるため、処理を開始できません。

当院のこのような取り組みは外部の機関からも認定されています。

細心の注意を払って、これからも安心安全な医療を提供できるように努めてまいります。

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