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自宅での精液採取による治療への影響

2021.12.1
お知らせ

通院中の患者様へ

コロナウイルス感染症の感染予防から患者様には日頃よりご協力ありがとうございます。
またご主人様には診察やクリニック来院の制限などご不便おかけしております。

今回はご協力いただいている精液の自宅持ち込みに関する話題です。
コロナ禍になり自宅から精液をお持ち込み頂くケースは約2倍となり70%を超えています。

そのような状況で自宅からの持ち込みによって患者様の治療の妨げになっていないか?
という部分を実際に調べました。

当院ではコロナ禍以前より温度変化に弱い精子(特に運動性です)のために保温容器を
レンタルして院内で採取した場合と同等の状態を維持できる工夫をしてきました。

自宅採取の対象となる方が一段と増えた今、影響がないかどうか調べた結果については画像をご覧ください。
精子運動性が低下することにより十分な元気な精子を集めることができずに顕微授精への治療方法変更が生じる割合は院内での採取と変わりませんでした。

自宅から精液持ち込みにより治療方法が変わっていない結果が出ていますので
ご不安に思われている患者様には安心につながる一つデータではないでしょうか。

寒い季節になってきましたので予定通りの治療ができるよう、精子への配慮もよろしくお願いいたします。

 

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