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2018年の体外受精治療による出産状況について④

2020.6.27
お知らせ
生殖技術部門より

ホームページをご覧のみなさまへ

前回に続き、2018年に胚移植を行った患者様の年間出産状況についてお知らせです。
今回が最後になります。

今回はタイムラプス観察で評価しているS評価(最初の成長で正しく数が増えているか)
の有無で出産率に影響するかについて紹介します。

詳しくは画像をご覧ください。

妻年齢が若いほどS評価のある方が出産率が高い事がわかります。
ここで比べている対象は分割期(3日目)移植の患者様に限っており胚盤胞移植は含まれません。

年齢が上がるにつれ、受精前の卵子の時点ですでに染色体異常がある確率が上がるため
S評価ありとなしの差は小さくなっていると考えられます。

不明な点、胚の状態に関しての説明が必要な場合は胚培養士が直接説明します「たまご相談室」
をご利用ください(要予約、クリニックにお問い合わせください)。

関連リンク
2018年の体外受精治療による出産状況について①
2018年の体外受精治療による出産状況について②
2018年の体外受精治療による出産状況について③
2019年度の”妊娠実績”データを更新しました

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