部門紹介

研究部門

当部門には実験動物ならびに家畜における生殖技術の研究開発(卵巣刺激、生体からの卵母細胞の回収、卵母細胞の体外成熟、体外受精、ICSI、胚の培養、胚・卵子の凍結保存)、形質転換動物の作製(マウス、ラット、ウサギ、ウシ)、そしてES細胞の樹立・維持・遺伝子組み換えに携わったスタッフが一丸となって、信頼性の高い技術開発を行うとともに、当院の生殖補助技術の品質の高さを支えています。

特に、透過型電子顕微鏡 (TEM) による精子や卵子の超微小レベルでの形態変化は森本院長の最大の関心事であり、TEM専任のスタッフが観察にあたっています。スタッフが日本繁殖生物学会賞(2008年)、日本哺乳動物卵子学会学術奨励賞 (2009年) を受賞するなど、外部からも評価をいただいております。現在は卵巣組織あるいは少数精子の凍結保存、発育途上卵母細胞の培養が主な研究テーマとなっています。