一般不妊治療

治療の木

当センターでは出来るだけ自然に近い形で無理をせず治療をすることを目標にしています。 しかし、これだけでは時間がかかってしまい妊娠に到達するのが遅くなります。出来るだけ若い内に妊娠した方が有利なのに決まっていますから。
そこで、私たちは6カ月毎に治療のグレードアップをすることにしています。
治療を最も簡単なものから複雑なものまで下から上へ並べた図を「治療の木」とよんでおり、この木を登るように治療を進めて行きます。
従ってIVFなんばでは来院して1年以内の妊娠を目標としています。

IVFなんばの不妊治療は、できるだけ自然妊娠に近いところから始めて、心のケア、漢方治療、運動療法などを組み合わせながら、心と身体を妊娠しやすい状態に整えていきます。そして徐々にステップアップをはかり、6ヶ月ごとに必ず次の段階に進みます。最終的には、体外受精や顕微授精といった最先端医療を用いて、全ての患者様が妊娠できることを目指しています。

主な治療法のメニューをクリックすると詳細をご覧頂けます。

検査の三本柱

不妊治療には多くの種類の検査があります。
私たちはまず、主要な3つのポイントから検査して行きます。
それは「卵巣」「卵管」「精子」です。「卵巣」はいうまでもなく排卵のことです。
排卵しているか、排卵された卵子の質は?、成熟度は?を調べます。
勿論タイミングも大きなポイントです。

「卵管」は卵管の通過性です。閉塞がないか、狭窄がないか等を念入りに調べます。
卵管通過障害(卵管が狭いとか詰っている)のある方は、FT(卵管鏡下卵管形成術)治療や体外受精を行います。
外来治療ですから入院もなく、FT治療自体は15分ぐらいで終了します。
卵管が閉塞(つまっている)や狭窄(狭くなっている)をおこしている卵管をカテーテル(プラスチックの伸びちじみする細い管)を用いて開通し、最後に卵管鏡で卵管内面を観察するものです。

「精子」も重要なポイントです。IVFなんばでは精子の機能検査を得意としており精子のパーツ即ち「頭」「尻尾」「首」に分けてその機能、受精能力を徹底的に調べます。