通常は腹腔鏡と併用しておこなわれるため入院を必要としますが、当院では腹腔鏡
と併用することなく外来手術としておこないますので、入院を必要としません。午後
に来ていただいてFT操作字体は30分以内に終わります。
FT施行時に軽い麻酔をすることもありますが、麻酔をまったく必要としない場合も
少なくありません。FTの適応は子宮卵管造影(HSG)で両方または片方の卵管閉塞や狭
窄が認められた場合。但し、卵管采(卵管の腹腔側の先端)部分で閉塞しているもの
は腹腔鏡手術が必要であり外来FT法の適応とはなりません。また精子の状態が悪く顕
微授精の必要な方も適応とはなりません。
その効果として、FTにより卵管を開通させることにより自然妊娠や人工授精による
妊娠が期待できます。その一方、卵管内膜の状態が観察できますから、卵管の状態に
よっては体外受精が必要と診断されることもあります。
当院では外来FTを現在までに70例以上施行しています。FT施行後3ヶ月を経過し
た方の妊娠率は約30%です。両方の卵管に通過障害のあった方では40%近い妊娠
率があります。
FTは短時間で外来で行えるうえに、健康保険の適用となっているため身体的負担や
経済的な面(保険家族約7万円、保険本人約4万円)からみても体外受精を受ける前
に試みて良い方法だと思われます。