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日本IVF学会で学術奨励賞を受賞しました

2018.12.4
お知らせ

研究部門では、胚や卵子のミトコンドリアについての研究を進めております。

胚の酸素消費量の測定により、胚のミトコンドリア機能を調べることができます。

医局の森本真晴先生も研究に参加しており、現在は、培養液にカルニチンを添加すると酸素消費量は増加するのか、患者年齢と酸素消費量は関連するのか、などを調べています。

これらの結果を、第21回日本IVF学会学術集会(2018年10月27-28日,名古屋)において、森本真晴先生が「ヒト初期胚のミトコンドリア機能と加齢との関係」の題名で発表したところ、学術奨励賞を受賞しました。

日本IVF学会のホームページ(https://jsar.or.jp/event/yearly_report/?postid=87)に写真が掲載されておりますので、ぜひご覧ください。

今後も、一人でも多くの患者様に妊娠・出産していただけるように研究を続けてまいります。

以下、森本真晴先生からのコメントです。

 

この度は第21回日本IVF学会学術奨励賞を受賞致しましたので、謹んでご報告申し上げます。

ご指導いただきました柴原浩章教授、中岡義晴院長、橋本周先生をはじめ、お世話になりましたすべての方に深く感謝を申し上げます。

本研究では、細かい胚操作は初めての経験でしたので大変苦労致しました。特に、胚近傍での酸素消費の計測はほんの少しの距離の差が直接データに反映されてしまうために困難を極めました。

また、本研究を通して、日々の臨床の現場においていかに多くの方々に助けられて自分の仕事が成立しているのかを改めて知る事が出来ました。

今回の栄誉を励みとし、なお一層の研鑽を重ね、今後も精進して参りたいと存じます。ありがとうございました。

森本 真晴 拝