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当院の子宮卵管造影検査を体験した当院看護師の感想

2018.12.4
レポート
看護師より

みなさんこんにちは。当院で働いている看護師です。

将来子どもが欲しいという思いがあり、先日卵管造影検査を受けました。

ネットで「卵管造影」と検索すると、すごく痛かったなどという口コミもあり、怖い検査・痛い検査というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。

当院ではほとんどの患者様に痛み止めの坐薬をお渡ししていますし、医師がお声かけしながらチューブの挿入や造影剤を流しますので、みなさまも安心していただけるかと思います。

では私の当日の心境や痛みの感想について、主観にはなりますがお伝えさせて頂きます。

 

まず、来院されたら問診があり、アレルギー等問題なければ痛み止めの坐薬をお渡しします。私は患者様がどれだけ痛い思いをしているのか感じたかったため、あえて痛み止めの使用はしませんでした。

 

次に内診室で検査用ガウンに着替え内診台に掛けて少し待ちます。私はこの待ち時間が一番緊張しました。これから何をされるのかよく分かっているからこそ、そう感じたのかもしれませんが、患者様も待ち時間は想像以上に緊張されているのだろうと感じました。

そして私が一番痛かったと感じたのが、『クスコ』という診察の器具を挿入する最初の処置の準備です。内診を痛がられる患者様には「力を抜いてくださいね」とアドバイスしている立場なのですが、わかっていてもできないこともあるのだと再確認させていただく貴重な機会となりました。

ただし一番痛いといっても、私にとっては通勤電車で下痢を我慢するほうがよっぽど痛く苦しい時間だと感じました。

あとは、チューブの先に着いている風船を膨らます時、生理痛のような痛みが一瞬あります。これも脛(すね)を思いっきりぶつけた時の方がよっぽど痛いです。

次にレントゲン室に移り、いよいよ卵管造影です。

造影剤を流していく時に圧がかかる事があるので、ここでも少し生理痛のような痛みがありましたが、リアルタイムで造影剤が子宮と卵管に入っていくのを見るのはとても新鮮で、その光景に夢中になり痛みはあまり感じなかった気がします。

造影終了後は、最後にもう一度内診に移動し、洗浄を行い一旦終了です。

レントゲンの結果が出たら医師より説明があり、卵管の通り具合や今後の治療方針の相談があります。診察後は抗生剤が処方され終了となりました。

 

長くなりましたが、私のように痛みをあまり感じない方も多いですし、あまりネットに惑わされずに検査に臨んでいただくのが一番いいのかなと思います。検査を終えられたほとんどの患者様が「思ったより痛くなかった」とおっしゃられているような気がします。

ご不安なことがあれば些細なことでも構いませんので、いつでもお気軽に看護師にお申し出くださいね。